しばらく放置していたマインクラフト統合版サーバ。
久々に子供と一緒に遊んだら、新しいアップデートが来ていたので、
統合版サーバってどうなってるかなーと思って接続しようとしたら、
「接続できませんでした:サーバーが期限切れです!」と表示されてログイン出来ず。
クライアントのバージョンが1.17.34で、サーバのバージョンは1.16.201。
そりゃ繋がらんわって話。
そのままバージョンアップするのもツマラナイので、
OracleCloud(OCI)の無料提供機能もアップグレードされたので
新しいサーバ、しかもArmプロセッサで再構築することにしてみた。
(注記)------------
結論を先に書くと、BDSサーバはArmプロセッサでは動かない。
OCIの設定しながらブログ書いてたので、
せっかくなのでこのまま失敗記事として書きます。
OCIのAlways Freeが強化
今年の夏ぐらいにAlways Freeの内容がアップグレードされた。
従来は1/8OCPU(=0.5vCPU)、mem1GBのインスタンスが2台までだったけど、
それに加えてArmプロセッサを4OCPU(=8vCPU)、mem24GB、ディスク合計200GBまででインスタンスが何台でも使い放題、
というかなり太っ腹な内容に。
詳しくはこちら。
これだけ大盤振る舞いしててもOCIはあまり売れてないって、
どれだけOracleが嫌われてるのか・・・・(´・ω・`)
ArmプロセッサのVMインスタンス作成
今回は新しくVMインスタンスを作る。
OSもUbuntuではなくてRHELベースのOracle Linuxにしてみる。
基本的な作成の流れは以下を参照。
マインクラフト統合版サーバ(Bedrock Dedicated Server Ver.1.16.200)をOracle Cloudで構築する
マイクラ楽しい
主な変更点だけ以下に記載する。
インスタンス作成画面でシェイプ(AWSで言うところのインスタンスタイプ)を
「Ampere - VM.Standard.A1.Flex」を指定する。
CPUは1OPCU、メモリは8GBとした。
イメージ(OSイメージ)は「Oracle Linux 8」に変更。
他はデフォルトのまま。
インスタンスが作成されたらSSHログイン。
Oracle Linuxのデフォルトログインユーザーは「opc」なので注意。
Oracle Linux 8の設定
今のカーネルバージョン等を念のために確認。
- $ cat /etc/redhat-release
- Red Hat Enterprise Linux release 8.4 (Ootpa)
- $ uname -r
- 5.4.17-2102.205.7.3.el8uek.aarch64
まずはOSのアップデート。
- $ sudo yum update-check
- sudo yum update -y
アップデートが終わったら再起動
- $ sudo reboot
再起動後、もっかいバージョン等確認。
カーネルはちょっとだけ変わってた。
- $ cat /etc/redhat-release
- Red Hat Enterprise Linux release 8.4 (Ootpa)
- $ uname -r
- 5.4.17-2102.206.1.el8uek.aarch64
次にタイムゾーン設定。
現在はGMTになっている。
- $ timedatectl
- Local time: Thu 2021-10-14 07:18:14 GMT
- Universal time: Thu 2021-10-14 07:18:14 UTC
- RTC time: Thu 2021-10-14 07:18:15
- Time zone: GMT (GMT, +0000)
- System clock synchronized: yes
- NTP service: active
- RTC in local TZ: no
ので、タイムゾーンを日本に変更する。
- $ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
- $ timedatectl
- Local time: Thu 2021-10-14 16:39:19 JST ←
- Universal time: Thu 2021-10-14 07:39:19 UTC
- RTC time: Thu 2021-10-14 07:39:20
- Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900) ←
- System clock synchronized: yes
- NTP service: active
- RTC in local TZ: no
サーバプログラム起動→だが起動せずwwwwwwwwwwwwwww
この辺も前回と同じかな。
プログラムの置き場所は"/opt/mds"にした。
- $ mkdir /opt/mds
- $ cd /opt/mds
- $ sudo wget https://minecraft.azureedge.net/bin-linux/bedrock-server-1.17.34.02.zip
- $ sudo unzip bedrock-server-1.17.34.02.zip
で、プログラムを試しに動かしてみるんだが失敗。
- $ LD_LIBRARY_PATH=. /opt/mds/bedrock_server
- -bash: /opt/mds/bedrock_server: cannot execute binary file: Exec format error
ググって見たらMOJANGのコミュニティにガッツリ書いていたわ・・・。
[BDS-53] BDS does not support ARM processor arch (won't start on RPi) - Jira
要約すると、BDSはArmプロセッサではサポートされません
ラズベリーパイで同じようなことした人がいたってことですな。
OCIで実際に設定しながら記事を書いたので心が折れたwwwwwwwwwww
せっかくなので失敗記事として載せとく。
というわけで、Armプロセッサでは統合版のサーバは動きませんでした(泣)
Java版なら問題なく動くと思う。
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