AWSアカウントを取得したら初めにやっておくこと

2016/06/23

AWS iPhone

t f B! P L
AWSのアカウントを普通に取得したら、
IDとパスワードだけでログインできる。
ってことは、IDとパスワードが他人に知られたら
場合によっちゃ、グレードの高いインスタンスを大量に作られて
請求が大変なことになってしまう恐れも。

そうならないためにも
IDとパスワードを絶対に漏洩してはならない。
ちょっとの手間でさらにセキュリティレベルを強化できるので
最低限これらのことだけはやっておこう。

ちなみにやり方はAWSのベストプラクティスに準じてます。

クラウドはセキュリティーガーとか言っちゃてるバカはもう流石にいないと思うんだけど、
アカウントの管理は事業者責任ではなく利用者責任なので、
自分自身でしっかりと管理しよう。

サーバー等のセキュリティについては二の次でも構わないw



事前準備
セキュリティレベルを強化するのに、流行りの二段階認証を導入する。
なので、スマホに認証用アプリをインストールしておこう。

え、認証アプリがわからない?
代表的なのは以下の2つ。
Google Authenticator
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Authy
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俺個人的には過去に記事を書いたけど、「Authy」派。

ルートアカウントの二段階認証化
ルートアカウントってのがAWSアカウントに登録したアカウント。
サーバで言うrootやAdministratorに相当するので
まずは二段階認証を設定する。

1.IAMページ(https://console.aws.amazon.com/iam/home)へアクセス。

2.「セキュリティステータス」→「ルートアカウントのMFAを有効化」→「MFAの管理」をクリック。
IAM Management Console

3.「仮想MFAデバイス」を選択して「次のステップ」をクリック。
IAM Management Console2

4.注意書きを読んで、「次のステップ」をクリック。
IAM Management Console2

5.認証アプリで表示されているQRコードを読み取る。
表示されたコードを連続で2つ入力して「仮想MFAの有効化」をクリック。
IAM Management Console4

6.「完了」をクリック。
IAM Management Console5


管理用IAMユーザ作成
次。
ルートアカウント(AWSアカウント)は基本使わないように。
なので、IAMユーザを作成して必要最低限の権限のみを付与する。

1.「セキュリティステータス」→「個々のIAMユーザーの作成」→「ユーザーの管理」をクリックする。
IAM Management Console6

2.「新規ユーザーの作成」をクリック。
IAM Management Console7

3.ユーザー名を入力して、「ユーザーごとにアクセスキーを生成」にはチェックを入れないで、「作成」をクリック。
IAM Management Console8

4.作成したユーザーが一覧に表示されるので、ユーザーをクリック。
IAM Management Console9

5.「認証情報」タブを選択して「パスワードの管理」をクリック。
IAM Management Console10

6.「カスタムパスワードの割り当て」をクリックしてパスワードを入力し、
(画面が切れちゃっているけど)「適用」をクリック。
IAM Management Console11

7.「MFAデバイスの管理」をクリック。
IAM Management Console12

8.先ほどと同じやり方で「仮想MFAデバイス」を選択して「次のステップ」をクリックする。
IAM Management Console13

9.認証アプリでQRコードを読取り、認証コードを2連続で入力して「仮想MFAの有効化」をクリックする。
IAM Management Console14

10.「完了」をクリック。
IAM Management Console15


グループ作成、ユーザー割り当て
IAMユーザを作っただけでは権限が何もないので、何もできない。
権限を設定したグループを作成してユーザーに割り当てる。

1.「セキュリティステータス」→「グループを使用してアクセス許可を割り当て」→「グループの管理」をクリック。
IAM Management Console16

2.「新しいグループの作成」をクリック。
IAM Management Console17

3.グループ名を入力して「次のステップ」をクリック。(ボタンが見切れてるw)
IAM Management Console18

4.ポリシーから「AdministratorAccess」を選択して「次のステップ」をクリック。
※様々なポリシーがあるので、必要なポリシーを適宜選択してもおk。めんどくさいけど
IAM Management Console19

5.確認画面が表示されるので「グループの作成」をクリック。
IAM Management Console20

6.作成したグループをクリック。
IAM Management Console21

7.まだグループにユーザーが属していないので、「グループにユーザーを追加」をクリック。
IAM Management Console22

8.さっき作ったユーザを選択して「ユーザーの追加」をクリック。
IAM Management Console23

IAMパスワードポリシー設定
要はパスワードの入力規則をどうするかの設定。
より複雑なパスワードにしたければ設定しよう。
俺はめんどくさかったのでやってないwwwwwwwwwwwwwwww


請求情報設定
これで作成したIAMユーザーでAWSを自由に操作できる。
が、AWSでいくら請求があるのかの画面はルートアカウントでしか見れない。
せっかくなのでIAMユーザーでも見れるようにしておこう。

1.アカウント設定画面を開く。
https://console.aws.amazon.com/billing/home#/account

2.画面下の方にスクロールしていき、「請求情報に対するIAMユーザーアクセス」の「編集」をクリック。
Billing Management Console

3.「IAMアクセスのアクティング化」にチェックを入れて「更新」をクリック。
Billing Management Console2


ユーザー切替
ルートアカウントからの切替。

1.IAMのページにアクセス。
https://console.aws.amazon.com/iam/home

2.「IAMユーザーのサインインリンク」のURLをコピペ。

3.ユーザ名、パスワードでログイン→二段階認証のコード入力。


以上!
簡単すぎるので画面は割愛w

ちなみにIAMユーザーでログインするときには以下の属性が必要となる。
アカウントID
・ユーザー名
・パスワード
・二段階認証コード(設定時のみ)

このアカウントIDが自動で割り振られる数字なので、
任意の文字列に変更することが可能。

上記2.のサインインリンクの横にある「カスタマイズ」をクリックして
「アカウントエイリアス」(別名)を設定すればおk。


参考サイト
俺はほんとに最低限のことしかやってない。
本当はもっと設定すべき項目があるので、
詳しいことは↓へ。
AWSアカウントを取得したら速攻でやっておくべき初期設定まとめ - Qiita


あとAWS公式のベストプラクティスも。
IAM のベストプラクティス - AWS Identity and Access Management


終わり
ベストプラクティスに書いてあることを全部やっておけば100%安心w
というよりも、
AWSで登録するアカウントのメールアドレスやパスワードは
他所とは絶対に重複しないものにする
というのが一番安全ではなかろうか。

パスワード等の管理は↓の「1Password」を使うのがオススメ。
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